大雲寺の歴史

由緒

    「東海の 岸辺のどけし用宗の 虚空に
 
()               かかれる おおいなる雲」
 
 当山の創立は、宝暦十年(1760)の寺焼失により不詳であるが、類焼の難を逃れた本尊の薬師如来と、享禄二年(1529)二月大兆和尚の勧進(かんじん)により作られた涅槃像とにより、約四百八十年前と推定されている。本尊薬師如来は檜木の寄木造りで、胎内には宝匧印(ほうきょういん)ダラニが書かれている。古い型で宝髻(ほうけい)を高く結上げ、宝冠を頂き、両手で薬壺を持っておられる。
 当山は最初藤斎といる所で、今川氏の出城「持舟城」の城下館跡の隣地にあった。本堂を館跡へ天明二年(1782)に建立し、山号を「海鼓山」より「湘海山」と改めた。
 現本堂は昭和三十三年に改築しました。なお、山門前には、昭和六十三年に観音堂『大悲閣』を建立し、梅花観音、持舟城跡のお堂にお祀りしていた大日如来、通称マリア観音等の御佛像を安置しました。
 
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